味識

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年末の30日と正月の二日娘を誘って保月城に登った。
年末の30日は元素交会のメンバーと登る事にしていたので、帰省中の娘を誘った。
正月の二日は、娘の主人も居たので、ほぼ間違いなく雲海が出るだろうと予測して、二人に雲海を見せる為に誘った。
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二度とも意外に娘が辛そうな登り方をした。
そこそこ健脚の娘にしては、ん?という感じであった。

三日に名古屋に戻ってその数日後、娘から電話があって「妊娠しました」。
娘のしんどさは其れが原因であった様だ。
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もし妊娠の事実を知っていたら、酷寒の山登りなど誘う筈が無い。
ましてや、相当な落差のある道だから、下山の時に体が受ける衝撃はそれなりのモノ。

実は娘はその一年ほど前にであったらろうか、流産を経験している。
40歳を過ぎた初産という高齢出産である。
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後で考えればぞっとするような出来事であったが、8月無事に男児を出産した。

何かにつけて人間の配慮というモノは必要である。
しかし人間の配慮なり思いなりが届く範囲は知れたモノである。

「縁」が整えばどんな奇跡も起きる。
「縁」が無ければ何事も叶いはしない。
ここのところを般若心経が「空即是色」と説いているのだと、味識する者は多くない。
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この時期には珍しい深い雲海に出会って、わずか9ヶ月間の間に起きた諸々をしみじみ味わった。

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by tennkozann | 2017-09-09 17:07 | Comments(0)