妻の死から数ヶ月経っていたであろうか?
私は、深夜寝返りを打つ度に、少量とは言えない鼻血を出すようになった。
当時の私の心を占領していた思いは『いつ死んでも良い』『早く死にたい』というものであった。
然し連日鼻血が続いた際に「鼻血は外に出ているからまだ良いとして、もし脳の中で毛細血管が切れでもしたら」と、その結果半身不随であるとかの老醜を晒すことになるかも知れないという不安に襲われた
そしてこれは「いつ死んでも良い」などと云う思いが、病を呼び込んでいるのだと判断し、それならば生きる気力を奮い起こすために自分に課題を与えるのだと、それが毎日一篇のブログを書くという事に繋がった。
それを数ヶ月続けて、いつの間にか私の鼻血は出なくなり、愈々私は「気持ちが病を呼び込むのだ」という信念を強くするようになった。
ところで昨年、夏前に膝を痛めて、その結果膝に水が溜まりだしたのだが、私は自身の信じるところにしたがって原則放置することとした。
その結果は5ヶ月ばかりしてほぼ完治となったのだが、それから約4ヶ月、またぞろ膝に水が溜まりだした。
さて?
どうするかであるが、私は矢っ張り自身の信じるところにしたがって原則放置(全く無頓着というのではない)で行こうと考えている。
数ヶ月後改善されていなかったとすれば、その段階で自身の信ずるところを省み、そして対策を考えれば良いだろう。
慌てふためいて病院に行くなどと云うのは、どうにも私の柄ではない。