人気ブログランキング | 話題のタグを見る

贅言とは 言うまでもなく 言う必要のない事・・である


by tennkozann

お気楽研修旅行

お気楽研修旅行_f0211225_16243341.jpg
恒例となった明照講(門中寺院)の研修旅行。
最長2泊3日と云う事もあるが、今回は日帰り。

行き先は竹生島と蓮華寺。
竹生島は秀吉が建てた大阪城極楽橋の一部で現存唯一の大阪城遺構・唐門が、2013年より実施されていた修復保存事業で今春完成をみたのだとか。
コロナ禍が無ければ全国から多くの人が集まっていたはず。

文化・芸術・建築等の各分野で『桃山以前・桃山以降』と云うことが良く語られるが、当の桃山時代を象徴する建物を目の当たりに出来る数少ない場所。
建築に知識がある訳でも無いので『ふむふむ!』としげしげ眺めるだけではあるが(~_~;)

昼食を済ませて午後は一路蓮華寺へ。
お気楽研修旅行_f0211225_16244231.jpg
このお寺の浄土宗に於ける位置づけは些か中途半端で、七大本山に準ずる本山。
普段は12軒の檀家が順番で留守居をされているようだが、住職はどうやって決めているのか?今は山形県在住の和尚だとか。
不似合いな研修棟が新しく建てられていて、尋ねてみると檀家の人は掃除を繰り返すばかりで、一度として利用されたことが無いのだそうだ。

このお寺にそれが建てられるいきさつはぼんやり想像出来るが、それを推進した側も受け容れた側も、お前ら!いい加減にしろよ!と言ってみたくなる坊さん達の邪な思いつき(多分)。

南北朝時代、足利尊氏の寝返りにあって鎌倉へ落ち延びる途中、佐々木道誉に阻まれて進退極まった北条仲時以下432人が自刃。
流れ出た鮮血で、辺りは川と化したと云う。
本堂裏には、仲時28歳ほか、6歳の子供から60歳の者まで含まれていたという五輪塔が寄り添い合うように建っていた。

お気楽研修旅行_f0211225_16245107.jpg
私は竹生島で「琵琶湖周航の歌」が出来たいきさつなどを碑文で確認しながらふむふむ!と。
天気が頗る良かったので、いい気分転換になったが、何か得るところが有ったと云う研修旅行では無かった(~_~;)
by tennkozann | 2020-11-25 16:38 | Comments(0)